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むち打ち症を予防しよう!福島市にあるメイプル接骨院
むち打ち症は、罹った人でなければ理解できない辛い症状です。外見上や病院の検査で異常がないと判断されても、本人には筋肉痛や頭痛、めまい、鬱症状など延々と続くことがあります。そしてその症状を周囲の人に理解されないことでストレスを抱える人もいます。
むち打ち症は自分の運転にミスがなくても、相手の運転者の過失よって起こる突発的で防ぎようのない症状でもあるのです。
そのむち打ち症を負うような交通事故にあった時に、少しでもその怪我を軽くするためにできることはないでしょうか。日々、自動車に乗る際の注意すべき点などについてご紹介します。
他車に追突されない工夫
後ろの車が自分の車に突っ込んでこないようにするために、急ブレーキを踏ませないような運転をすることが大切です。
例えばウインカーは早めに出すこと、ブレーキも早めに踏み、後続車に知らせたいものです。ポンピングブレーキがいいですね。
そして、自分の車になるべく早く気づいてもらうことも大切です。最近問題となっている「あおり運転」の被害者にならないことも大切です。福島市ではあおり運転を防止させる取り組みを行っておりますが、県外へお出かけの際は「車間距離」をより気をつけましょう。また、慌てることなく運転ができるように心の余裕を持つことも大切です。
夕暮れ時、雨降り、霧など視界が悪い時は早めにライトをつけて運転しましょう。道路照明がつく前の時期、早めにライトをつけて運転すると後方の車から見えやすくなり追突される危険が減少します。
バックミラーその他で、後続車、自分の車の周りの状況を常にチェックします。車間距離をとってくれているか、あおり運転の心配はないかなどです。
急ブレーキを踏むような運転はもちろんやめましょう。
追突事故に遭った場合の、首のダメージ
追突された場合は、車が前方へ無理に押し出され、慣性の法則に従って静止していた頭部は後方にのけぞるように、頸部は過進展し、その反動で前方に屈曲します。
正面衝突や急ブレーキの際は、頭部に運動の慣性が働くことで頸部は過屈曲し、その反動で進展します。しかし後ろから追突される場合に比べて、事故を予見して身構えることができるので、むち打ち症になる確率が低いとも言えます。
側面から衝突された場合は、頸部が上下左右に揺れるので複雑な損傷を受ける危険もあります。
運悪く衝突されても、むち打ち症になる危険を軽減する工夫
1) シートベルトの正しい着用
シートベルトは骨盤の上にフィットさせて装着し、首と肩の間を通すようにします。正しく装着していないとシートベルトでかえって怪我をしてしまうこともあります。
また後部座席の人もシートベルトを着用するようにします。事故の際、後部座席の人が非着用であると、車内で全身を強打したり、車外に放りだされたり、投げ出された際に前席の人が被害を受ける場合もあります。実際に当院の患者様の中にも、運転者よりも後部座席に同乗していた方の方が症状が重くなる。という問題も発生しております。
平成30年の運転席および助手席の着用率は90%を超えていますが、後部座席同乗者の着用率は一般道で38.0%、高速道路などでは74.2%でした。
後部座席を含め、シートベルトの着用を守りましょう。
2)ヘッドレストの正しい着用
交通事故で一番多いのが追突事故です。
追突事故の場合、その衝撃によって体が前後に揺さぶられると、頭部を支えている首に大きな負担がかかります。そして頭は重いのでなおさらです。そのため筋肉や神経への衝撃が痛みを生じさせます。
ヘッドレストは事故の時、頭を支えて、むち打ち症を軽減してくれます。安全のためにヘッドレストを必ず装備する必要があります。
しかしヘッドレストが正しい位置に装着されていないとその機能は上手く働きません。
頭の位置よりヘッドレストが低いと追突の時、頭が後ろに反って首に大きな衝撃を受けてしまいます。
ヘッドレストは真横から見て、耳の後ろの位置にヘッドリストの中心が来るように高さを調整します。
運転席、助手席のヘッドレストの装着について道路運送車両の保安基準第22条の4「頭部後継抑止装置等」に以下のように明記されています。
「自動車のうち運転者席及びこれと並列の座席には、他の自動車の追突等による衝撃を受けた場合において、乗車人員の頭部の過度の後傾を有効に抑止し、
かつ、乗車人員の頭部等に傷害を与えるおそれの少ないものとして、構造等に関し告示で定める基準に適合する頭部後傾抑止装置を備えなければならない。
ただし、当該座席自体が当該装置と同等の性能を有するものであるときは、この限りでない。」
運転席、助手席のヘッドレストを外すのは違反行為です。
3)むち打ち防止シート
後ろから追突された場合、乗員上体のシートへの沈み込みを早め、頭と背中をヘッドレストとシートバックで同時に支えることによって頭部後方への傾きを抑制し、首への負担を軽減するような高性能シートが開発されています。
上記のような車の装備の他にも追突の際のダメージを抑えてくれることがあります。それは追突を予知して身構えることです。
全くの無防備な状態で追突されると大きなダメージを受けます。衝突されると感じた時は、筋肉を凝縮させて、背骨をまっすぐに固定して身構えましょう。これで剪断力(ずれる力)をある程度、防ぐことができます。
4)日頃から首の周り・筋肉のケアをしよう
日頃から適度な運動や身体の冷え対策をしている方とそうでない方は症状の重さも違えば、完治するまでの期間ももちろん変わってきます。
カフェインを毎日摂取する方・たばこを吸う方・お酒を毎日飲む方・甘い物が好きな方・ジャンクフードをよく食べる方・体が冷えている方は要注意です。
適度な運動も血流改善にもつながりますし、湯舟に浸かることも推奨します。
普段からケアを心掛けて、もしもの時に備えられる身体を作りたいですね。
参照
警察庁 すべての座席でシートベルトを着用しましょう
https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/anzen/seatbelt.html
国土交通省 道路運送車両の暗基準
http://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr7_000007.html
むち打ち症の辛い症状でお困りの方は、福島県福島市のメイプル接骨院にお越しください。
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