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交通事故遺児の精神的苦痛について 福島市にあるメイプル接骨院
交通事故で家族を失った人の悲しみは、当事者でなければ計り知れないものがあります。慰謝料や賠償金の支払いがあっても癒えるものではないのです。その後の家族の生活をも左右する交通事故の怖さや残された子供への援助について考えてみましょう。交通事故を経験した子供はその後、登校拒否や原因不明の腹痛に悩まされる子も多いです。福島市にあるメイプル接骨院にも親御さんよりも一緒に乗っていた子供の方が精神的ダメージが大きい方もいらっしゃいます。このような事態は早期解決が必要だと考えております。
交通事故被害家族の現状
交通事故である日突然、親や可愛いわが子を失ったり、介護を必要とするような障害を負った場合、今まで送ってきた日常生活が百八十度変わってしまいます。
それは一時的なものではなく、その後の生活においてずっとです。急に起こった悲しみから立ち直る以前に、生活に支障をきたし二重の苦難が待ち受けています。
特に、働き手である一家の大黒柱である人を失った場合、残された家族の生き方が一気に変わらざるを得ないのです。
賠償金や慰謝料の問題が解決しないうちに、生活のためにどうしても働かなければならない場合も多いのです。そのため、幼い子供を保育所に預けることが必要になったり、自宅で高齢の親の面倒を見ていた人も外で働かなければならない場合もあります。
親を突然亡くして精神的にダメージを負った子供がいても寄り添って十分なケアができないこともあります。
家族を亡くした苦しみはその時だけで、だんだんと時が解決してくれるというわけにはいきません。
少しずつ悲しみから立ち直れたと思っていても、過去の家族写真を見て突然悲しみが込み上げてきたとか、他人の家族の仲睦まじい姿を見てひどく寂しい気持ちになったなど、交通事故被害者の手記にもその延々と続く悲しみや苦しみが綴られています。
それほどまでの苦悩を加害者が感じ取れるかどうかは疑問です。また事故に遭った被害者は亡くなる間際にどれほど家族の将来を案じて、無念な気持ちで亡くなっていったのかは想像を絶するものがあります。
加害者にとってはほんの一瞬の気のゆるみであったとしても、被害者にとっては一生続く苦しみです。
交通事故で家族を亡くした子供たちの反応
子供は家族が亡くなったことで様々な気持ちに変化がおきます。
例えば、根拠もないのに亡くなったのが自分のせいであると自責感や罪悪感を持つことがあります。事故の原因がもちろん子供自身にない場合でも、亡くなる前にけんかをしたこと、怒らせるようないたずらをしたことなど思い出して自分が悪かったからだなどと考えてしまうのです。
また、漠然とした不安や、今度は家族や自分も死ぬのではないかという不安を感じて気持ちが落ち込んで立ち直れないかもしれません。
反対に心配をかけないようにと無理して意気込む様子が見られることもあります。
また加害者に対する強い怒り、家族の生活が変わってしまったことに対する怒りがこみあげて押さえられない子もいます。
そんな辛い心の状態が続くと体の状態も、眠れなくなったり、すべてのことに対する意欲を喪失したり、極度の疲労感が抜けずバランスを崩してしまいがちです。過呼吸、食欲不振、嘔吐、赤ちゃん返り、車に乗れない、その他のパニック発作が起きることもあります。
症状が長く続いたり、何度も起きる場合には内科や心療内科のカウンセリングを受けることが必要です。
家族関係が悪くなったり、友達と遊んだり交流できなくなったり、気力がなくなり、不登校、勉強に集中できなかったり、気持ちが落ち込んで、何をしても楽しめなかったりなど、行動面で問題を抱えることもあります。
家族を亡くした子供にしてあげられること
事故後の子供のケアは親がしっかりしてあげることがもちろん大切です。しかし、親も悲しみから立ち上がれなかったり、生活の変化に対応するために子供に十分手が回らないこともあります。
そんな時は周囲の親戚、保護者の友人、子供の先生、医師、行政機関の人など親子ともども信頼できる人に支援をお願いすることが大切です。
事故直後には子供の悲しみ、不安を受け止め、葬儀への参加も支援してあげましょう。子供同様ショックを受けているであろう親に代わって子供に常に静かに寄り添ってあげられる人の存在も必要です。
その他、親に変わって食事、子供の世話など家事全般を支援する人もいなければなりません。
また、学校を休むことにもなるので先生や友達の学業の支援も考えてあげましょう。
事故後、数週間が経過したころになると子供もそれまでショックを受けている親に対して遠慮していた自分の寂しい気持ちや孤独感、体調不良などを我慢しきれなくなりぶつけてくることもあります。
しかし、親もふさぎ込んで子供に目が向かないような場合は、周囲の人が子供と親両方のメンタルヘルスを考えて、心配な場合はカウンセリングを受けることなど助言してあげましょう。
そろそろこの時期に入ったら、事故の説明、家族の死の原因など子供の疑問に答えて納得させてあげることが必要です。そのことが現実を受け入れて、その後の子供の気持ちの回復につながるといわれています。
事故後数か月たったころには、家族で、亡くなった方の話をして思い出を共有することもいいでしょう。亡くなった人の思い出を聞くことは子供にとっていい影響を与えることもあります。
事故後しばらく経過した後でも、それまで我慢していたストレスが出て子供が体調を崩してしまうこともあります。心配なことがあれば、児童相談所、心療内科、精神科など専門の先生に相談してみましょう。
参照 交通事故で家族を亡くした子供の支援のために
内閣府政策統制官付交通安全対策担当
https://www.npa.go.jp/koutsuu/kikaku/jikosupport/pamphlet/p2kodomo.pdf
交通事故の怪我でお困りの方は、心のこもった施術の福島県福島市のメイプル接骨院にお越しください。
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