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交通事故でも起きる高次脳機能障害について

交通事故でも起きる高次脳機能障害について

交通事故でも発症する高次脳機能障害をご存知ですか?聞きなれない病名で、その症状を知らない方も多いことと思います。また気づきにくい病で本人や家族がご苦労することが多いと言われています。そんなこの病気についてご紹介します。

高次脳機能障害とは

怪我や病気によって脳がダメージを受けるとそれ以前とは違った問題行動や性格が見られるようになる障害です。

例えば、物忘れや新しく起きた出来事が覚えられないような記憶障害、ぼんやりしてミスが多かったり、2つのことを同時にできなかったり、持続して物事を進められないような注意障害、約束の時間が守れない、自分で考えて事柄を進められないような遂行機能障害、興奮して暴力をふるったり、我儘になるような社会的行動障害などがあります。

これらの症状により、普段の生活や他人との社会生活に支障をきたすようになります。

参照 国立障害者リハビリテーションセンター 
http://www.rehab.go.jp/brain_fukyu/rikai/

交通事故後に起きる高次脳機能障害

交通事故の頭部外傷、例えば脳挫傷、頭蓋骨骨折、くも膜下出血、びまん性軸索損傷などにより高次脳機能障害を起こすことがあります。

交通事故で脳に損傷を負うと記憶、集中力、考える力、言葉の障害、異常行動が出る場合があります。しかしその症状は外見上、あまり顕著に見られないことが多く本人、家族、周囲の人が気づきにくいのです。

特に交通事故で入院している時は、介護されたり、簡単な身の周りのことをこなすだけなのでこのような症状が明らかになることはあまりありません。

しかし、外見上の怪我などが回復し退院して今まで通りの生活に戻って、複雑な人間関係や難しい業務などを円滑に行おうとするとうまくいかなくて問題になることが多いのです。そのため、気づくまでの時間は半年近く経過した後ということもよくあります。

高次脳機能障害の検査は、CT、MRI検査など画像による診断と神経心理学的検査(知能検査、記憶検査、遂行機能検査)などが行われます。

しかし、高次脳機能障害の診断は脳の器質的病変の原因となった外傷や疾病の急性期症状を脱した後に行われます。

外科的損傷が回復した後に高次脳機能障害の判定が行われること、本人や周りの人が気づきにくい病気であることなどが、施術をさらに難しくする傾向があります。

施術はリハビリテーションが主体で、言語療法や作業療法、理学療法の訓練などが行われます。

日常生活、社会生活の復帰を目指して医師や看護師、臨床心理士、心理療法士、作業療法士、医療ソーシャルワーカーなどの支え、家族の理解、福祉サービスの利用など様々の連携によって病気の症状をいい方向に向けることが大切です。

 

交通事故後の様々な不調でお悩みの方は、福島県福島市のメイプル接骨院にぜひお越しください。

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