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交通事故後の時間的経過による症状と施術
不幸にして交通事故に遭うと、その症状は事故直後に思った以上に回復せず、長期間に渡って継続して施術を受けなければならないケースが多いのです。自動車事故で一番多いむち打ち症を中心に、時間的経過による症状と施術の違いについてご説明します。
むち打ち症状は事故後24~48時間の間に発生することが多いと言われています。その後施術が行われて3カ月以内にはほとんどの人が回復しますが、損傷の程度や健康状態、年齢などで個人差があります。
事故からの時間的経過によりむちうち症を急性期、亜急性期、慢性期の大きく3つに分類して症状や施術法を比較してみましょう。
急性期(交通事故後1カ月以内)
急性期には炎症や骨折など体の損傷が原因で痛みが生じます。この症状は病院のカウンセリング、レントゲン、МRI等の検査で明らかになるので、損傷部の外科的な施術で症状が良くなります。
事故後大きな自覚症状がなくても後から痛みが出ることもあるので必ず病院のカウンセリングを受けるようにします。
この期間に切り傷の出血が止まり、傷口も1カ月あればほぼ塞がります。
むち打ち施術はギブスやカラーで固定して安静にすることが中心です。必要に応じて湿布、消炎鎮痛剤服用の指示なども出されます。
急性期に神経根症状、知覚障害、麻痺などがある場合は、入院施術行われますが、それ以外は大抵、通院施術となります。
亜急性期(事故後1~3カ月前後)
この時期に入ると首などを固定されたために可動が低下した箇所の動きを回復する施術が始まります。
固定して弱った頸部の筋肉の強化、運動能力を回復させることが目的です。傷めた箇所だけではなく周辺の正常な部分も含めて弾力性や可動性を失ったり弱くなっているので、全体的な機能回復が必要です。
この時期の施術は、運動、温熱、牽引などの物理療法中心となります。
慢性期(事故後3カ月以降)
慢性期とは、症状がそれ以上良くも悪くもならない、いつも同じ状態になった時を指します。
外科的に痛みの原因である損傷が良くなった後も、長い間に渡って痛みがとれない時は神経回路に痛みが記憶されているとも考えられます。
そしてその痛みの原因は神経圧迫がある場合を除いては画像など検査には現れないので、当人以外の人に理解してもらえないところがとても厄介な点です。
この時期に入ると、医師のカウンセリングを受けながら整骨、ハリ、マッサージなどの療法がよく行われています。
しかし、3カ月以上が経過しても症状がよくならない場合も医師とよく相談して根気よく施術を続けて元の体に戻すことを目指しましょう。
さらに6カ月以上の施術を続けても症状がよくならない場合は後遺障害の認定を請求する事も検討します。
参照 国土交通省 後遺障害等級表 第14級
http://www.mlit.go.jp/jidoshaanzen//04relief/jibai/payment_pop.html
交通事故でなかなか症状が回復しない方は、患者様に寄り添う施術の福島県福島市のメイプル接骨院にお越しください。
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